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ILH代表黒部のブログ

バンドエイドのお話し

多分どのご家庭にも常備しているバンドエイド。その歴史は古く1920年にアメリカ人のアールさんが発明した。きっかけはアールさんの奥さんに切り傷や火傷が多く、自分が家にいないときでも奥さんが一人で手当てできるように綿布とテープを貼り合わせて作ったものがそれだった。当時は長いテープを必要な長さだけ切って使用していて、現在のような形になったのはだいぶ後のようである。発明とはすごいもので、今ではふわふわバンドエイド、ウオータブロック、タフガード、キッズパワーパッドと新商品開発に余念がないが、最近ちょっと思うことがある。ちょっとした切り傷やスリムキにバンドエイドは本当に必要なのかいう疑問である。ランゲージ幼稚部でも1日に何度か園児たちがバンドエイドを求めって保育士のところにやってくる。ところがよく見ると本当に小さな切り傷やスリムキ、ぶつけて赤くなったというようなことが多い。
私も5人の子供たちを育てているときバンドエイドは必ず常備していた。男の子はスパイダーマン、女の子はアリエルやシンデレラとカラフルなものを用意し、バンドエイドを貼れば痛いの飛んでけ!とばかり、ちょっとしたおまじないの役目もしていたように思う。ただバンドエイドを貼るのは血を流した時だけで、切り傷でも自然に血が止まっている状態の傷はそのまま自然乾燥させていた。しかし今の世の中、「もう血が止まっているのでバンドエイドしなくても大丈夫です。」と行ったら、なんとひどい学校だろうと思われてしまうかもしれない。
 友人に救命士がいる。あるとき私は彼女と一緒にいて蹴躓き足の爪が半分剥がれそうになった。血は出るは痛いわでバンドエイド、バンドエイドと騒いだら、プロの応急措置は①傷口は洗うこと ②綺麗なティッシュで止血すること
③バンドエイドは使わないこと ④ガーゼとサージカルテープで2〜3日保護すること、だった。傷の味方バンドエイド無くして大丈夫だろうかと半信半疑だったが、驚くことに傷は早く治っていった。彼女いわく、バンドエイドは自然治癒力を抹消してしまうことがあり、バンドエイドを使いすぎると傷に対する抵抗力がなくなるというのだった。
 バンドエイドに限らず私たちの身の回りには、抗菌、除菌、殺菌と全ての菌を子供達からプロテクトするものがたくさん売られている。しかし自然治癒によって子供達に抵抗力ができ、またバンドエイドを貼らなくてもいつか傷は治るという自然体での対応も大切ではないかと考える。地球上にはバンドエイドがない国がたくさんある。ましてそれらの国の衛生状態は日本より徹底的に悪い。
それでも子供達は力強く生活している。
 もちろんみなさんの大切なお子さんをお預かりする以上園からバンドエイドをなくすわけにはいかない。がしかし子供達にはバンドエイドがなくても大丈夫だという人間が本来持っている治癒力の話は聞かせたいと思っている。将来どの国に住んでも生きていける精神を育みたい。

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